河北新報が報じたニュース。宮城県立盲学校(仙台市青葉区)高等部普通科に、将来はプロレス関係の道に進みたいと願う女子生徒がいるという。学校は、その気持ちを応援してあげようと今月中旬、友人の同級生とともに女子プロレス団体「センダイガールズプロレスリング」(仙女)の道場に連れて行った。リングの雰囲気を体で感じ、女子生徒は「ますます入団したい気持ちが強まった」と感想を話した。
見学の様子は次のように描かれている。
「バンッ」。選手がボディースラムでリングにたたきつけられた。「ドン、バンッ」。こちらはドロップキックを受け、受け身を取ったときの音だ。
見学した一行の中には、弱視だけでなく全盲の生徒もいる。間近で感じる迫力、衝撃音に「怖い」「今のは何」と驚きの声が上がった。
「リングに上がりたい人はいる?」との誘いに乗って、生徒は選手と一緒にストレッチ運動をしたり、リングやロープの感触を確かめたりした。
見学終了後、「貴重な体験をありがとうございました」とあいさつ。選手がけがをしないようにと、みんなで折った千羽鶴を贈った。
盲学校には生徒の自活を後押しするための自主的な授業がある。担任教諭(44)はこの時間を活用し、希望者らを道場に連れて行こうと発案。仙女に打診すると快諾を得た。
希望した女子高生は「もっと長く道場にいたかったです」と笑顔を輝かせた。引率した教諭も「予想以上に生徒が感動してくれて良かった」と喜んだ。
仙女のエース、里村明衣子選手(27)は「みんな前向きで明るい子ばかり。逆に自分たちが勇気をもらった」と笑顔を返した。
(注記:記事の一部と生徒・先生の個人名は割愛しました)
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