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中国新聞('07/6/27)が興味深いニュースを伝えている。広島市の特定非営利活動法人(NPO法人)「モーストの会」が、イランを訪問し、イラン・イラク戦争中の化学兵器の被害者に面会したという。世界にその被害実態を知ってもらうのが目的というが、行動の根底には、「世界中に助けられたヒロシマから恩返しをしたい」との気持ちがあるそうだ。以下、新聞記事を転載させていただく。

【ザルデ(イラン西部)27日共同】世界中に助けられたヒロシマから恩返しをしたい―。イラン・イラク戦争中の化学兵器被害の実態を広く知ってもらおうと、広島からイラン入りした日本人グループが二十六日、毒ガス攻撃で三百五十五人が死亡した西部の村ザルデで、遺族や後遺症の残る住民と面会した。

 村を訪れたのは、医療支援に当たる広島市の特定非営利活動法人(NPO法人)「モーストの会」の五人。イラン訪問は今回が五度目となる。

 五人はイラク軍が一九八八年七月にマスタードガスを投下した地点を見て回り、呼吸器や神経、皮膚などに障害が残る住民から話を聞いた。

 毒ガスで兄弟五人と父親を失った男性フレイドーン・ホセイニさん(56)は「自分は今まで症状はなかったが、三年前からせきが止まらなくなり、視野も狭くなってきた」と不安そうに語った。

 モーストの会の理事長、津谷静子さん(52)は村の人々に「核兵器と化学兵器の被害に遭った人が、これから良い人生をどう送るか考えていきたい」と連帯を呼び掛けた。


斜体字部は中国新聞2007年6月27日版より
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